2009年3月  

新疆ウイグル自治区で「聖戦」唱える5人射殺と、中国当局

2008年7月10日木曜日

(写真は新疆ウイグル自治区の察布査爾シボ自治県のシボ族の民族衣装です。事件とは関係有りません)

中国の国営・新華社通信は9日、新疆ウイグル自治区ウルムチで中国からの独立を目指し「聖戦」と名づける武力勢力の拠点を摘発し、構成員5人を射殺したと報じた。摘発したのは、イスラム教スンニ派のウイグル族の男女合わせて15人。 治安当局は同グループの男3人を今年5月、美容院で漢民族の女性1人を刺し重傷を負わせた事件で追っていた。今回、3人が拠点とするアパートを突き止め包囲したところ、ナイフを掲げ、「アラーのために」などと叫び、抵抗した為、警察は催涙弾を使用し拘束しようとしたが、部屋にいた15人は逃走し途中、警官1人ともみ合いになり警察官が負傷した。これに対し、警察官が拳銃を発砲し5人を射殺、1人を負傷させ、残りは逮捕された。アパート内からはナイフ30本以上が見つかっており、逮捕者は取り調べに対し、漢民族への聖戦のための訓練を受けたと供述するが、訓練の場所などは不明。ウルムチでは今年3月、ウイグル自治区独立派によるとする旅客機爆破未遂事件が発生しており、中国政府は北京五輪を前に独立派の動向の監視を強化している。

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